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絶体暗然

誤変換ではありません。

「絶対安全」という表現があります。古くから原子力推進の為に使用されていました。最近でこそ、首都東京では聞きませんが、私の聞く限り、福島、新潟や静岡では使用されているようです。去年私が見た静岡のテレビでは「100%安全です」と中部電力の社員の方(と思われる)がテレビカメラに向かって宣言したりしています。

勿論人間のすることに「絶対」などありません。「安全神話」という言葉がありますが、「絶対安全」というのは、宗教的な概念でしょう。タイトルのような文字を思い浮かべ、気が沈みます。

日本原子力学会の倫理規程の2-7にも反すると思います。

「絶対安全」は原子力の黎明期に、住民が建設を受け入れる必要条件であったように思われます。けれどもそれは現在の科学では否定されるものであり、プロフェッショナルであれば「不可能です」と明言しなければいけなかったと思います。そして「絶対安全」が必要条件なのですから、建設を行わないという選択をすべきであったと思います。

それを嘘を承知で「絶対安全」という宣伝に乗って原子力発電所を建てた過程は許されるべきでは無いと思います。

「非常に確率が小さい」というのも同様です。炉・年あたり10-6程度の事故発生頻度を「小さい」と宣伝するのはイメージ宣伝であり、誇大広告です。

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