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絶対安全

読売新聞の昨日の社説で、

原子力に「絶対安全」を求めた問題判決と言えるだろう。

と、あるのを見て「あの程度で絶対安全と呼ぶのか」と、正直少し驚きました。

多くの専門家が「ありうる」と判定しているものを「ありえない」と書くのは「反科学」と言って良いと思います。高々、特定の原発が新しい地震学の知見を元に危険であると判定されただけで「科学技術否定」というのも変な話です。

読売新聞の社説では、「現在の科学の水準を考慮する」程度のレベルであっても「絶対安全」と呼ぶようです。その程度の「絶対安全」であれば、不可能とは云えませんし、推進派の住民にとっても原発建設の必要条件でしょう。尤も、その程度を「絶対安全」と呼ぶのは誇大広告の恐れがあると思います。

「絶対安全」など存在しない。

という主張は、通例、「人間の知は不完全である」という信念に基づいている、と、思います。世間的に、「絶対安全」が必要とされるのは「核関連技術」や「生命関連技術」くらいに限られ、それ以外の科学技術には余り「絶対安全」は要求されていないようです。それ故に、「絶対安全」が要求されても科学技術の一部しか否定されないように思います。

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