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地上に太陽はいらない

原発に反対する人には意外と「お勧めの原子力」がある場合があります。

例えば、現在の原子力発電所で採用されている形式では原爆に適するプルトニウムが生成されるために現存する原発に反対する人はプルトニウムが作られないトリウム利用の原子炉や、核融合反応をお勧めしたりします。規模が大きすぎる為、リスクが割に合わないと反対する人は小型の原子炉をお勧めしたりします。

トリウム利用も核融合も小型の原子炉もお勧めしませんが、私にもお勧めの原子力があります。私のお勧めの原子力は

  1. 放射性物質が隔離され
  2. 放射線も防護される
  3. 核兵器にも利用不能

という、非の打ち所の無い原子力です。放射性物質は大部分が1.989×1030kgの巨大な質量が生み出す重力により捕獲され、放射線は1000kmもの厚さの大気によって防護されます。距離が地球から1.49597870×1011mも離れていて、表面温度も6000Kと高い為、核兵器に利用しようにも、人が近づくことすら出来ません。

「太陽」こそは最も優れた原子力です。

重水素でもトリチウムでもない陽子1個の水素の核融合反応から生み出されるエネルギーは増殖炉などのマヤカシと異なり、まさに事実上無尽蔵であり、太陽光発電、風力発電、波力発電、熱利用、と、様々な利用方法があることは衆知の事実です。特に先進国の都市で問題となるヒートアイランド対策には絶対的な強みを持つのも云うまでもありません。

原子力の黎明期の宣伝文句は「地上に太陽を」というものでした。しかし、オゾン層の破壊による皮膚ガンの増加が問題視されるように、ICRPで航空機の乗務員の放射線防護が討論されているように、太陽に近づくことは熱は勿論ですが、放射線という意味でも人のとる道ではないように思います。

近すぎる太陽は害毒です。地上に太陽は不要です。

※太陽までの距離等の数字は理科年表2006から。

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