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逆転

自然放射線レベルだから大丈夫

という宣伝がされることがあります。これに大いに不満があります。

人間は色々な理由で怪我をします。包丁で手を切ったり、髭剃りで血が出たり、酔っ払って転べば前歯を折ったりします。平均すれば結構怪我をします。で、怪我の確率は大して変わらないから、私が貴方を刺しても問題無い。などと云えば狂人扱いされても不思議ではありません。

例えばお二階の奥さんが物干し竿を階下に落として危うく貴方の顔を掠めたとします。

「あぁ!大丈夫ですか!ごめんなさい!!!」

と、お二階さんが言えば

「いや、大丈夫ですよ。怪我も無いですし」

と、貴方は答えるでしょう。これに対して

「普通に生活している場合に怪我をする確率と変わらないから文句を言うな」

と上から言われれば、

「俺は死ぬかも知れなかったのだぞ、その言い草は何だ!!!」

と、答えることになります。

現在の原子力事業者の説明は、まさしくこの後者のパターンだと思います。

加害者と被害者という立場を考えれば、加害者が変わらない限り、前者のパターンになることは無いでしょう。

放射線をちょっとくらい浴びたからと言って、あまり悲観的にならなくても良い、という意見に賛同しないことも無いのですが、だからと言って、加害者がそれを口にするのは許せることではありません。

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