« 境界線 | トップページ | チェルノブイリ20年 »

もっとも小さい基準

自然放射線の1/100以下だから問題ない

などと事業者(だけならまだしも、公共機関まで)は申しますが、青森県六ヶ所村の再処理工場の操業で想定されている年間0.022mSvという実効線量の値は、青森県の自然放射線の実測値がだいたい0.5mSv/年ですから1/100以下ではありません。世界平均と比べれば1/100以下ですが、自分が現地住民だとして、「1/100以下」と云われれば、違うだろ、と云うに違いない、と思います。

ICRP(国際放射線防護委員会)の基準で、私が知る限り最も小さな基準は「長期放射線被ばく状況における公衆の防護」(Pub.82)にある年間0.01mSvというもので、これ以下であれば規制が「免除」される基準です。少なくとも六ヶ所村の再処理工場で正常運転、かつ、想定通りの希釈が行われたとしても、免除レベルの2倍以上となります。無視できるほど小さい訳ではありません。

で、その工場は既に想定外の事態が起き始めているようです。免除されない施設の想定外の放射性物質の漏洩ですから、一刻も早い操業停止を望みます。

|

« 境界線 | トップページ | チェルノブイリ20年 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48778/9752968

この記事へのトラックバック一覧です: もっとも小さい基準:

« 境界線 | トップページ | チェルノブイリ20年 »