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新耐震設計審査指針

原発の耐震設計の国の審査指針を更新する話し合いが一段落しました。

「規制強化」という新聞の見出しもありますが、どうも違う気がして仕方ありません。

直下型地震の想定をM6.5から6.8程度に上げると云いますが、旧指針では、そもそも直下型地震が起こることが予想される場所には建てないという前提があったのではないでしょうか。立地指針とあわせればそうなると思いますし、だからこそ実態は兎も角(浜岡原発ですあら)「活断層のそばには建てません」と宣伝していたのではないでしょうか。

直近で地震が起こるとは思えない場合にM6.5を便宜上想定したはずなのに、各地の敷地を鑑みて直下型地震を想定するのであれば

「直近で地震が起きることが予想される場所に建てても良い」

と云っている様なものです。立地指針と矛盾する指針であると思います。

初期の原子力発電開発に垣間見られた理想主義は既にズタズタにされていますが、更に追い打ちを掛けているように感じられます。

敷地ごとの調査でわかるのは活断層と歴史地震がメインになりますが、それらから得られた予想を超える地震が起きたことが今回の指針改定の契機になったはずで、それは2000年の鳥取県西部地震であったと思います。このときの地震がM7.3でしたから、M6.8ではエネルギーの桁が違います。

せめてM7超の地震を想定して欲しかったと思います。

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