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核燃サイクルに拘る訳

不肖、一市民的に核燃料サイクルに拘る訳を考えてみますと

  1. ウランが希少鉱物である為
  2. 使用済み燃料中のウランを燃料扱いすることで、廃棄物扱いしなくてはならない物質の量が減る為
  3. 使用済み燃料を原子力発電所から搬出する為
  4. 過去の計画を変更することは面子が許さない為
  5. 核武装を睨んでプルトニウム利用技術の習得、習熟の為

等々

1.は問題なく公的に認められていると思います。一般のイメージでは原子力の元であるウランは非常に大きな(実際反応単発のエネルギーは大きいのは間違いありません)エネルギー源であると看做されています、が、「大量」にあるわけではありません。

ウランがどのくらい希少であるかを資源エネルギー省の資料(ここで参照したのは1999年版の原子力発電便覧。とても便利なのですが、最近は発行されていない。)で見ますと、エネルギーで石炭比で数十分の一。原子力発電は発電効率が悪いからもっと差が開く、と、言いたいところだけれど、埋蔵量の予測値は当てにならないので、桁だけで比較しましょうか。決して潤沢な資源ではありません。

もっとも潤沢過ぎても困ってしまします。石油も石炭も昔から枯渇が問題だと言われ続けているけれど、実際に問題が顕在化したのは汚染(大気汚染、および二酸化炭素)の方が先です。もしも潤沢なウランがあったら、鉱さいやらなにやらで困ってしまいます。

再処理によって高レベル廃棄物が減容する、というときは2をさします。ウランを廃棄物扱いするか否かによって再処理によって減容するか否かが決まります。MOX燃料用ウランを使用済み燃料からではなく、天然ウランから取得する場合、高レベル廃棄物が減容する、というわけにはいかないでしょう、と、思います。

3,4,5はマスコミでも囁かれているようですが、公的に認められてことは無いようです。

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