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日本人が原子力を好む理由

なぜ、日本人は原発を好むのでしょうか。

稼動原発の数や、発電量中に占める割合では他国に首位こそ譲りますが、上位にいます。計画ではおそらく首位でしょう。それだけでなく、東海地震の震源域のど真ん中に原子力発電所を建てるくらいですから、日本は世界中でも飛び抜けて原発が「好きな」国であるようです。

政治家、中央省庁の官僚、電力会社、原発メーカー、だけが原発が好きでも、これほどの事態にはならないように、思います。一般市民の多くも原発が好きなのは、ほぼ間違い無い、と、思います。

これには広島・長崎が大きな影響を与えているような気がします。

云うまでもなく、広島・長崎に投下された爆弾は単発の爆弾としては比類無き威力を発揮しました。「あれほど強大な災厄であるのだからエネルギーも巨大なハズだ」と、思っても不思議では無いのかも知れません。

原子爆弾の威力をTNT火薬何トン、と表現しますが、20キロトンのTNT火薬を爆発させても広島の災厄が再現されない、というのは良く云われるところです。反応速度が違う為に、到達温度も圧力も、通常火薬とは比較にならない程大きいのが原子爆弾の特徴といえると思います。

原子爆弾はエネルギーと災厄の比で通常爆弾よりも災厄が勝るのであって、災厄に比して多くのエネルギーが発生したわけでは無いわけです。実際、電気出力で100万kW級の原子力発電所では1日に広島型原発3発分のウラン235が反応していると云いますから、裏を返せば8時間掛けて良ければ天然ガスでも重油でも石炭でも、相応のエネルギーを発生させることが出来るというものです。

原子力が天然ガスや重油や石炭よりも、多くのエネルギーを発生させられると考えている人がいれば、それは勘違いというものです。

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