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横須賀原子力空母母港化

横須賀を母港とする空母が退役すると、次の空母は原子力空母になる、

という話があります。賛成意見は河野太郎議員にでもしてもらうとして、横須賀のように人口密集地に近い内海を原子力空母の母港にするなんてのは米軍が日本国民の権利を軽んじているように思えます。

じゃあ、外海なら良いのか、と問われれば、勿論私は反対です。

横須賀市が4/17に受け取った「原子力空母は安全だよ」という宣伝文(ファクトシートといいます)を見せてもらいましたが、体裁が古いですし、線量をレムで表現していたりするのでかなり前に作成された物ではないか、と推察します。

具体的内容は「軍事機密」ですしね。最近空母の勉強をしようと思って書籍とかDVDとか買ったけど、原子炉の詳細は判りません。(カタパルトの最終試験で陸軍と書いた重しをぶっ飛ばして馬鹿にするのは分かりましたけど。海軍と陸軍が仲悪いのは日本だけでは無いのですね)

単純な出力で比較すれば重油ボイラーも同等の出力を持っているのに、非常に高価な原子炉にこだわる理由も分かりません。潜水艦であれば原子炉は圧倒的な優位をもちますから、持ちたいのは分からなくも無いですし、他の国も持っています。

軍用の原子炉はウラン235の同位体比が90%を越えるそうですから、反応度事故にだけはなって欲しくないと思います。核兵器級のウランが即発臨界になれば、核爆弾そのものですからね。しかも広島型原爆と比較すれば桁が3つくらい大きい量を内蔵しています。

米国が製造した原子力兵器は敵をやっつけることよりも、自国民を傷つける事の方が多いようですからご注意願います。

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コメント

いや、あの・・・・。
空母を原子力推進にするメリットは、
1.巨大な煙突が必要無くなるので、甲板のカタパルトの運用性が上がる。
2.ボイラーの巨大な燃料タンクが必要なくなるので、運用性があがる。
3.航続距離・稼働時間が長くなるので運用性があがる。
などです。

それに、ロシアだって原子力空母持っているし、中国も配備予定ですよ。
 これらの国の動向を見るに、原子力空母は安全だと僕は思っています。

投稿: さざなみ | 2006年5月31日 (水) 03時12分

コメントありがとうございます。

ウィキペディアで「原子力空母」を検索すると原子力空母を持っているのは米国と仏国だけのようです。ロシアの原子力空母はソ連崩壊で頓挫した模様です。

中国の計画は出てきませんが、中国に計画があっても不思議ではありませんし、それにも反対したいと思います。

3点原子力空母の利点を挙げてらっしゃいますが、原子力空母の利点は安全性や、コスト上昇に引き合うのでしょうか。

1.の煙突は設計の工夫により回避可能でしょう。実際、原子力空母と通常動力艦を外観上区別する事は難しいですね。

2.3.のような細かい運用性の問題は、軍事機密の向こう側だと思いますので、判断不能、と、しておきます。

もっと一般論的な問題として、重油ボイラーであれば、燃料補給も、修理も世界中で出来ますが、原子力ボイラーの場合、いずれも米国限定となりますので、運用性に難がある、とも考えられます。仮に利点があったとしても、一長一短と、考えます。

すべてが「計画通り」に進むのであれば、原子力空母に優位性があるかも知れませんが、不測の事態に対する柔軟性は重油ボイラーの方が勝るでしょう。

(すべてが「計画通り」に出来る技術力と政治力があるのであれば、戦争を起こさなくすることも可能になり、空母そのものが不要になるのかもしれません。)

最後に、ロシアと中国が原子力空母を運用していると仮定しても、それは米国空母の「安全性」に対する判断には一切関係しないでしょう。「必要性」の判断には影響があると思います。

などと、あんまり理屈に走るとおもしろくもないのですが、性分ですのでご容赦。

投稿: harada | 2006年6月 3日 (土) 07時00分

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