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再処理で減るモノ

再処理を行うと、放射性廃棄物が減る

と、宣伝されることが多いですが、世間では「放射性物質が減る」と受け止められることが多いようです。この違いを判っていて敢えて説明しない宣伝は詐欺に近いと思います。

回収されたウランをゴミと扱えば、放射性のゴミの重量は増えるでしょうし、資源とすれば減るのでしょう。では、回収されたウランを「ゴミ」とするか、「資源」とするか、が問題なのでしょうか。

ただの呼び名の問題であれば、使用済み燃料のママが良いんじゃないでしょうか。

それに、現在回収ウランの使用予定はありませんから、「資源」というより、せいぜい良く云って「不良在庫」でしょう。

溶媒やガラスの分だけ放射性物質として扱わなければならない物質の総重量は増えるのは間違いないと思います。Bqで計れば崩壊した分だけ減り、誘導された分だけ増えるのでしょうね。(後ろの方は無視しても良い)

回収されたプルトニウムによってウラン資源が節約できると云うけれど、大変な手間暇を掛けて回収して再度燃料として使用するよりも、燃焼度を上げた方が余程効率的である、と、物理学者の武谷三男さんが書いていたように記憶しています。

「燃料にまだ可燃物が残っているからそれを取り出す」

というのを大きな声で宣伝するのは前段のプロセスの燃料利用効率が悪いことを宣伝するようで、少し「格好悪い」のかもしれません。

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