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ウラン238の放射能

ウラン238は放射性物質ではない

などと、変なことを云う人がいます。理科年表によれば半減期4.468×109年でα壊変と自発核分裂をすることになっています(放射線データブック 地人書館 には自発核分裂はのっていない。微妙だなぁ)。れっきとした放射性物質です。数秒、数時間、数日、数年の半減期の放射性物質と比べれば放射能が弱いため眼中に無くなってしまうのでしょうか。

原子というのは非常に小さいもので、その分、数が非常に多い事を忘れてはいけません。1molの物質には6.02×1023個の原子がありますから、約45億年の半減期でも毎秒約2.9×106回程の崩壊を行うことになります。

α線は簡単に遮蔽されますし、ウラン弾のように弾丸の形状をしている場合、人体に影響を及ぼすことが出来るのは、表面の部分だけですから、これは無視できる程度の放射能だと思います。けれども、ウラン弾が使用されると、金属ウランが燃焼し、エアロゾルになります。きわめて微小な粒子のかたちで吸引された場合、ウランから放出されるα線がすべて人体に影響を及ぼすはずですから、無視する訳にはいかない、と思います。

半減期が長いと云うことは現在の放射能が長い期間続く、という事に他なりません。おまけにウランには娘がいますので、その分も放射線を出すことになります。

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