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2006年7月

Mロケット

新聞記事でMの次期バージョンは現在よりも小型化するというのを見ました。

Mロケット、と、書いた場合、Mは「ミュー」と読みます。

日本が世界に誇る「固体燃料」ロケットです。

H2よりはニュースになることは少ないのですが、H2が液体燃料のロケットであるのに対し、Mは固体燃料であることが特徴です。

液体燃料よりも固体燃料の方が、軍用ミサイルに向きますので、日本の核武装を考えるひとはH2よりもMを大事にしたいようです。

ロケットに携わっている方々には最大限の敬意を表したいと思います。ただ、もう少し、世界が平和であれば、脳天気に賛意を表せるのに、というのが残念でなりません。

人工衛星を打ち上げ可能な固体ロケットは、当然ICBMに転用可能です。(テポドンよりは優秀である、と、私は信じています。)

現在の世界情勢で、固体燃料ロケットで人工衛星を打ち上げるのはICBMの実験という性質を持つ、と、思います。とても賛成出来ることではありません。

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でんき予報

2003年の東電原発ひび割れ隠しの不祥事の為に全基停止を契機に始まった「でんき予報」が今年も始まっています。

http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html

2003年から、掲載期間は、ほぼ毎日楽しく見ています。

だんだん凝ってきて、「でんき予報ミニバナー」なるものも登場していて、おもしろそうなので、私のWEBサイトにも載せようかと、一瞬思ったのですが、利用規約の「第4条 制限事項」に抵触しそうなので、止めておきます。残念。

今年も、系統が繋がっている東北電力女川原子力発電所は配管減肉や、保安院に落第点もらって停止、福島第一では制御棒が壊れ、2003年に始まったBWRの受難は未だに収まっていない様ですが2003年ほどの大騒ぎにはなっていないようです。

もっとも、消費電力のピークとボトムの差が激しいと、設備投資の効率が悪くなるので、原発がどうこういう以前にピークは抑えるのが良いと、思われます。日本の電力消費のピークは夏の日中ですから、太陽光発電は非常に有効である、と思われます。

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2種類のハフニウム制御棒

破損して(一部で)話題になりましたハフニウムの制御棒ですが、現在の日本のBWRでは2種類あるそうです。

BWRの制御棒は上から見ると十字型の鞘に入っていますが、この鞘の中に棒を並べた形のものと、板を入れた形のものがあるそうで、壊れたのは板状のモノとのこと。

で、あるならば、棒状のモノと交換すれば良さそうなものをボロンカーバイドのものと交換するとのこと。うがった見方をしてみましょう。

  1. ボロン制御棒は在庫があるけれど、ハフニウムは在庫がない。
  2. 「ハフニウム」の名前がニュースになったから「ボロン」に替えた方が風当たりが弱い。
  3. 実は内緒だけど、棒状の制御棒も壊れていた

などなど、私の目には以上のように映ってしまいます。

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ボロンとハフニウム

浜岡原発3号機の定期点検の項目を見ていて、ちょっと気になった事

ハフニウムの制御棒をボロンカーバイドの制御棒に取り替えるとの由

「ボロンは大丈夫でハフニウムが壊れたのだから、ボロンにすれば良い」と、いうような単純な話では無いはずですが、解説がある筈もありません。

そもそも、ハフニウムはボロンに比べ中性子照射に強いため、燃焼の制御の為に入れっぱなしにされて、それで壊れてしまったのが、今回の顛末だった、と記憶しています。ですから、ハフニウムよりも中性子照射に弱いボロンにしても解決にはならない筈です。

手元の教科書を見ると、ポイズンカーテンというのが載っています。以前は中性子を吸収するカーテンを燃料棒の間に入れていたが、最近は流行らないとの由、ボロンの制御棒は入れっぱなしに出来ないのであれば、ポイズンカーテンを利用するのでしょうか。

さらに別の教科書をひっくり返すと、Ag-Cd-In合金(PWRの制御棒に使用されています)がハフニウムと同等の有効度(中性子の吸収に関して)、耐食性、機械的性質を持つ、と、されているので、ハフニウムの制御棒を置き換えるのであれば、こちらが工学的な解のような気もします。

困りました。これでは原発好きのつぶやきの様です。

もとい。場当たり的な対策など取らずに、スッキリ止めて頂きたい、と、思います。

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浜岡原発3号が定期点検入り

東海地震の想定震源域に建っている、中部電力浜岡原子力発電所の3号機が定期検査に入りました。

5ヶ月間、の予定で、検査と、耐震補強をするようです。

真夏の暑い盛り、中部電力の原子力発電所は4号機のみが稼働中となります。

この時期に定期検査に入るのは、他の施設との絡みもあるのでしょうが、原子力発電所のスケジュールというのは、柔軟性が乏しいのではないか、と、疑わせるのに十分である、とも思います。

そういえば、1号炉は4年間、2号炉は2年間、「定期点検」をしています。

1号炉の予定を見ますと、一般の工場などであれば、スクラップアンドビルドの時期であると思うのですが、改修して運転再開を目指すようです。普通の工場では、まだ使用可能であっても、技術が陳腐化するので、作り直した方が良い事が多いようですが、原発は技術革新が遅い分野なのでしょうか。

「反原発」という立場を離れて見ても、投入資金に見合った利益があがるのか、非常に疑問です。

「反原発」の立場に戻れば、1~5号機すべて、「定期点検」のまま、設備の寿命が終わっても良い、と思います。

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平和目的

原子力基本法では、「原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限り」、と、しています。

米国をはじめとする、核保有国各国の核兵器は「平和を目的」としている事は云うまでもありません。(目的に対して適切であるかは別として)

目的が平和であるだけでなく、手段や過程も平和的である必要があると思います。

国連憲章などはこの点に留意してある様ですので、原子力基本法も、改訂が必要なのかも知れません。

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北陸電力志賀原発もタービンにヒビ

(東海地震の想定震源域の真ん中に建つ)中部電力浜岡原子力発電所5号機で破損した発電用蒸気タービンと同型のタービンを使用している、北陸電力志賀原発2号機でもタービンにヒビが見つかったそうです。

志賀原発2号機は、今年3月の裁判の判決では、地震の危険を理由に停止するよう、求められていますが、止める理由がまた一つ増えた様です。

志賀原発2号機の稼働は今年3月に営業運転開始ですから、ヒビが入るにしても、あまりに早すぎるように思います。

このまま志賀原発が廃止になったら、嬉しい

とか、一瞬、思ったのですが、それではあまりに稼働時間が短く、燃料の中性子照射量が少ないため、核兵器に向いたプルトニウムが出来てしまいます。

全く、核燃料というのは、困ったシロモノである、と思います。

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陸上自衛隊の服

陸上自衛隊の方々のイラクからの撤収が完了したそうです。

往きの時も思ったのですが、帰りまで、なぜ日本仕様の迷彩服で報道写真に映り続けるのでしょうか。

陸上自衛隊には、作業用の服や、移動用の服は無いのでしょうか。

復興支援であれば、行き帰りはスーツ、現地では作業着が実用的だと思いますし、不要な感情的摩擦を避ける為にも相応しいと思います。

不幸にして、迷彩服を着る必要があるのであれば、砂漠用が当然だと思います。

自動小銃に比べれば、作業着やスーツ等安いモノです。あるいは、戦車を少し節約してでも、災害時用に消防のレスキュー隊の様な「目立つ服」をあつらえた方が、「国防」として有効であるような気がします。

迷彩服で水害の泥の中に入るのは、あまりに不合理である、と、思います。

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浜岡タービン破損原因の勝手な予測例

浜岡原発のタービン破損の件で、3基ある低圧タービンが一様に壊れた事を理由に、設計不良であろう、と予測している新聞記事を読みました。

これはタービン本体の設計不良と予想しているのだと思いますが、例えば湿分分離器に不良(設計とは限らない)があり、低圧タービンに水滴が流入したりすれば、タービン本体に設計ミスが無くても、一様に壊れて不思議ではないのではないか、

と、思います。

浜岡5号のタービンの、どの辺が新型か、といえば、回路で見れば、その湿分分離器に蒸気の加熱器が付いていて再熱型になっている点、と聞いています。であればそのあたりが真っ先に疑われる様にも思います。

いずれにせよ、壊れる前に止まる必要があるのは間違いなので、全体としては設計ミスだとは思うのですが。

例えば、「ハフニウム製の制御棒を全挿入した状態で運転」というのが設計条件から漏れていて、その事が誘因となってタービンが損壊した、としたら、事態は「非常に」ややこしい事になる、と、思います。

勿論、上記の事は根拠があるわけではなく、兎に角、様々な事態を想定し、その中で、不思議な雰囲気を持つものを書き出したまで。

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北朝鮮

北朝鮮に「制裁」を、という論調が新聞を賑わせていますが、日本が制裁を加えると、北朝鮮の市民がどれくらい死ぬか、と考えると、気が重くなります。

北朝鮮の軍部にはさほどのダメージにもならないだろうと思うと、(軍需物資の輸出禁止等だけなら兎も角、一般的に広範囲な)経済制裁に賛成する気分には、なかなか、なれません。

報道を見ていると、「軍事」にこだわる日米と、それを止める英仏中露という図式が見えます。同じタイミングで敵地の攻撃能力などを云えば、日本の軍事的脅威の方が大きく見えても仕方が無いように思います。(米中露という山の間の谷間での話ではありますが)

北朝鮮がミサイルを発射したおかげで、日本の軍備が増える、という指摘もあります。隣国同士で威嚇しあって軍拡を繰り返しても、損をするのは国民ばかりですので、勘弁して欲しいところです。

米中の軍縮がなければ難しいのかもしれませんが、日本も北朝鮮も軍縮し、軍事予算を一般の支出に回せるような外交決着が出来ないモノでしょうか。

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タービンミサイル

1970年、三菱重工の長崎造船所で、火力発電所用のタービンの試験中に、破損事故が発生し、死者4名、重軽傷者61名を出し、9トンある破片が880m飛んで海中に没し、11トンある破片が1.5km先の標高200mの山の上まで飛んだそうです。

この時のタービンは火力発電所用の33万kW用ですから、発電の規模で云えば浜岡原子力発電所のサイズの約1/4という事になります。

原子力発電所の原子炉建屋の壁はタービンの飛散を考慮して厚めにしてある、とは云いますが、火力発電所であれば複数系列になる規模の発電を一本のタービンで回しているようですので、そこはかとなく危険な香りがします。

今回は、怪我人も死者も出なかった事がまず何よりであった、と、思います。

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対北朝鮮○○決議案

新聞の見出しでは、最初日本が提案したのは「非難決議」だったと思うのですが、途中で「制裁」に変わったようですね。

「案」の内容の詳細が報道されているのかいないのか、私の目には止りませんでした。

内容が分らないのでは賛同も批判もしづらいのですが、「制裁」だと「非難」よりも戦争に一歩近づく「感じ」がします。あるいは、国連で「制裁」といえば、やはり軍事を(陽に、あるいは暗に)含む、ようにも思います。

朝鮮戦争の再開は是が非でも避けていただきたい、と思います。

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北朝鮮ミサイル発射

北朝鮮がミサイルを発射して誰が得をしたか

を考えています。

基本的に「一般民衆」は(北朝鮮を含め)各国とも損をしたように思います。

原子力発電所は特別警戒をするそうですが、「何から」「どうやって」守るのでしょうか。国防のアキレス腱となる核施設は少なくとも世界平和が実現するまでは、無い方が良い、と、思います。

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浜岡原発タービン破損

報道によりますと、中部電力浜岡原子力発電所の発電用タービンの破損の原因は設計ミスだそうです。

この種の故障の場合、運用上の問題、製造時の問題、設計時の問題と大きく3つの可能性が考えられると思いますが、設計のミスの場合、設計見直しが発生しますので、再開まではだいぶ時間が掛かるように思います。

現在のタイミングで設計ミスを発表したと云うことは、日立製作所ではミスの具体的な箇所を特定できていると思われます。

新型原発なのに、

という感想もあるかと思いますが、古い機械が壊れやすいのは当然ですが、一般論としては、最新型よりも設計を見直して熟成された、「少し旧型」くらいの方が安定するようです。

この記事を読んでいる人は大半がマイクロソフトのOSを使用していると思いますし、それ以外の大部分の方はMacOSを使用していると思いますので、明らかであるかも知れません。

米国スリーマイル島の2号炉も旧ソ連チェルノブイリ4号炉も新型の新品と云って良いと思います。

同一設計の志賀原発も、停止と点検が決まったようですが、少なくとも、再設計したタービンが出来るまで、止めるべきでは無いでしょうか。

それでなくとも、志賀原発2号機は裁判で、差し止め判決が出ているのですから。

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六ヶ所村選挙結果に思う

先週末に行なわれた六ヶ所村の村長選挙は現職の古川氏が有効投票数の約94%(有権者の約58%)を押さえて当選しました。

反核燃の梅北陽子さんには有効投票の約6% 374票が入りました。

6%という数字を少ないと見るか多いと見るかは、立場やその他によって異なると思いますが、前回の反核燃票に比べると倍増だそうですから、核燃に対するブレーキは強まる事を期待します。

前回から倍増とはいえ、有効投票数の1割に満たないので、供託金は没収となります。村長選挙だから50万円ですね。

今回、核燃反対候補の立候補は現在の住民の評価を計る上で、賛成の方にとっても、大変有意義であったと思います。供託金制度はそのような立候補の足を引っ張る制度である、と、思います。

売名行為を防ぐ、という大義名分は、本当の「泡沫候補」では売名にならない為、あまり意味が無いように思います。

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上流のゴミ

原子力は廃棄物も少ない

という宣伝がされます。石炭に比べ、重量あたりの発熱が100万倍だからその分、ゴミも少ないのだ、という主張です。

現実には原子力のゴミは「重量」的には上流、つまり採掘から燃料の製造までが大部分となるようです。

ウランの鉱石は重量で0.1%程度までが採算ラインだと聞いたことがありますが、これが正しければ、精錬されたウランの1000倍の鉱滓が出ることになります。

天然ウランのうち燃料として有効なウラン235の割合は0.7%程度で、日本で利用されている軽水炉の場合、これを3~5%に濃縮しなければなりませんので、ここで一桁分ゴミを出します。

ここまでで、単純計算で、消費されるウランの10000倍のゴミが燃料の製造過程で発生していることになります。日本では濃縮ウランを輸入していますので、これらのゴミは、鉱山のあるオーストラリア、北米大陸や濃縮を行なった米国に残される事になります。

オーストラリアの鉱山は、アボリジニの聖地で、世界遺産でもあるので、たとえば放射能を帯びていなくてもゴミを捨てるのは憚れる、ように思います。

ウランの核分裂の結果は純粋にゴミになるのではなく、直接処分であれば、核分裂生成物より1桁~2桁程度余計な重量がゴミになります。再処理を行なった場合、処理に使用された溶液等も、ゴミになります。ガラス固化を行なえば、ガラスの重量も足さなければいけません。

さて、原子力はゴミが少ないと云えるのでしょうか。勿論、上記の個々の数字は正確ではありませんので、鉱山や燃料製造事業者に応じて読み替える必要がありますが、おおざっぱな素人計算では100万倍、という最初の目論見を帳消しにする程度には、ゴミが排出されているように思います。

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