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2006年9月

930

9月30日は東海村のJCOで臨界事故が起きた日です。

1999年の事ですから、もう7年も経ちました。

この事故は、冷却水を抜くことで臨界を止めましたが、裏を返せば冷却水を蒸発させることが出来ない程度の発熱であっても、2人の死者と多数のヒバクシャを生み出すことになり、裸の原子炉がどれほど危険であるかを実例で示すことになってしまいました。

今年、六ヶ所村で未成年者が被曝をしましたが、JCO事故の際に、教育も無く大事故を起こしてしまった事が、教訓として生かされていないのではないか、と、思います。業界全体がそのようであれば、次はもっと大きな事故が起きる懸念がある、と、ような気がします。

JCOという会社は解散してしまいましたが、民事裁判は続いています

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原子力潜水艦の放射能?

横須賀港で放射性のコバルトを検出したそうです。

ネットニュースでは「コバルトを検出したのは今回が初めて。」とか、報道していますが、過去に佐世保で検出されたことがあったはず。と思って検索してみますと

調査結果が原子力委員会月報で報告されていました。
http://aec.jst.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V13/N06/196811V13N06.html

にあります。

その時は「軍機」に阻まれて最終的にはうやむやになったようです。

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佐藤栄佐久・福島県知事

佐藤栄佐久・福島県知事が実弟の逮捕等を受けて、辞任したようです。

佐藤知事は原発推進派ではありますが、「とにかく推進」という訳ではなく、理屈に合わなければ、国策であっても頑として受け入れない、気骨の人という印象があります。尊敬に値すると思います。

次の県知事も、同様に福島県の事を大事にする人であって欲しいと思います。

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死刑

杉浦前法務大臣が尊敬する人は勝海舟だそうで、

江戸城の無血開城の立役者ですから、死刑執行を行なわなかった法務大臣に相応しいかもしれません。

死刑廃止とは別に、死刑の執行の抑止が行なわれても良いと思います。

一般論としては、現在の無期が上限では軽すぎるかと思いますので、万が一にも誤審が許されない死刑は廃止し、終身刑と、なんどでも復活審理が良いか、と思うのですが、処刑される本人が死刑に同意した場合には、死刑も許されるのかもしれません。

忘れてはならないのは、死刑を執行する人の精神面でしょうか。

申し訳ないですが、私には死刑執行は出来ません。それがたとえ親の仇であっても。

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PSA

耐震設計審査指針のパブリックコメントを見ていたら、PSAに対する期待感が大きいという印象を持ちました。へそ曲がりの私など、PSAと聞くと

PSA,PSA、、、あぁPRAですね。

と、「ボケ」を入れてみたくなるのですが、PSA(確率論的安全性評価)とPRA(確率論的リスク評価)は技術者にとっては同じ意味でしょうが、世間の印象は異なります。

厚さを薄さとよび、重さを軽さと表現するのは宣伝の世界では当然ですが、設計書に厚さはあっても薄さはありません。

計量対象は「リスク」であるので、PRAが正統でPSAは宣伝とみなすことにします。

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M5

宇宙航空研究開発機構が太陽観測用衛星の打ち上げに成功し、「ひので」と名付けられたそうです。ロケットの打ち上げはいつ見ても感動的です。関係者の皆さんには敬意を表したいと思います。

今回の打ち上げに使用されたM5ロケットの特徴は固形燃料という点で、固形燃料ロケットは液体燃料ロケットに比べると、制御が難しいけれども、打ち上げ準備が簡単であるため、民事用ロケットは軒並み液体燃料であるのに対し、軍事用ロケットは固形燃料を使うのが常道となっている様です。

日本が固形燃料のロケットの開発を続けているのはペンシルロケットに始まる研究者の系譜であるのは間違いないと思いますが、予算が付き続けるのは軍事予算の面があるのは否めません。

研究者の方には本当に申し訳ないのですが、固形燃料ロケットの研究に予算が付かなくなる国際社会の実現を願っています。

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耐震設計審査指針

「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改定が終わったようです。

パブリックコメントがいつになく多いのが印象的でした。国民の関心は、この手の指針としてはかなり大きかったのでは無いでしょうか。

運営はうまく行ったようには見えません。「今度の指針に沿って審査すれば安全」というような指針でも無いでしょう。

象徴的な部分を探ると、原子力安全基準・指針専門部会 耐震指針検討分科会 第47回会合の石橋委員の活断層に関する総括的意見というのがもの凄くて、

分科会関係者全員が「活断層」のことを正しく知らないまま改訂指針案がまとめられた、といっても過言ではない。

と、批判しています。では、今回の指針見直しというは何だったのでしょうか。

安全宣伝にはよく「国の審査で合格」というのがありますが、まぁ、国の審査というのは安全を保証すると言うよりも、最低限の限度を規定するような意味合いが多いので、宣伝にごまかされないようにする必要がある、と、思います。

「残余のリスク」というのも話題となりました。

「絶対安全」という神話の世界から現実路線へ踏み出そうという心意気は判らなくも無いですが、建てる前には「絶対安全」と言っておいて後から「リスクがあるのは当然」というのでは「詐欺」といわれても仕方が無いと思います。

残余のリスクの値を算定する計画もあるようですが、算定した結果には、やはり「残余」があるでしょう。値が分るようでは「残余」とは云えません。

「わからない事の大きさ」が分るなどというのは論理的には破綻していますので、事故が起こってから、実はリスクが想定外に大きかったのでした。などというのでは笑えません。

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日の丸君が代

国歌斉唱 強制は違憲

という判決がでましたね。新聞によって随分取り扱いが違いますね。

「めんどくさいから歌わない」というなら強制しても良いとは思うのですが、思想信条に対して強制は、やはり良くないように思います。

国歌国旗への敬意は国際的なマナーである、などと言われても、マナーに「強制」は馴染みません。

国旗国歌の一般論は横に置くとして、日の丸の良いところは意匠に優れている点で、君が代の良いところは軍歌では無い点であるように思います。

共通の悪い点は、先の大戦の象徴であることでしょうか。

先の大戦を巡るゴタゴタが片付くまでは、どうも、今一つ歌う気にはなれませんし、学校の先生が全員直立不動で斉唱したりしてたら、大変恐ろしい事態だと思います。(全員が揃って歌わなかったりしたらそれはそれで恐ろしいと思いますが)

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核不拡散

核廃絶に繋がるか、は、判りかねますが、核拡散に比べれば、不拡散の方が随分マシだと思います。

例えば、ウランの濃縮を進める国(現在であればイラン)に対して、核燃料の供給を保証する替わりにウラン濃縮を止めてもらう、と、いった交渉が行なわれています。

ところが、日本政府はこれに反発しているようで、なぜなら同じ供給保証を得ようとすれば日本も濃縮を止めるのがスジ、なのに、自分は止めたくない、からでしょうか。

諸外国から見れば「核武装をしたいからウラン濃縮したいのであろうなぁ」と見える行為ではありますが、国内事情はもう少し子供っぽい感情論が主のような気もします。

いずれにせよ、日本が核不拡散の足を引っ張る現在の状態は解消して欲しいと望みます。

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通販生活2006秋号

通販生活の秋号がすごい

と、知人から教えてもらっていたのですが、なかなか買えずに今までいました。久しぶりに本屋に寄ったので、買ってみてびっくり。

表紙に大きく

ポスト小泉の総理大臣殿
一刻も早く
浜岡原発を止めてください。
直下で東海地震がうごめいています。

と、なっています。りっぱな表紙です。中身は全国署名の古長谷さんが活躍していまして、このページを読む様な人にはおなじみの内容かとは思いますが、せっかくですので、ご購入ください。

中部電力がカタログハウスに抗議しています。今まで何度も出ている反論ではあるのですが、少し普段よりヒステリックになっている感じがするのは気のせいでしょうか。

原子力発電所を抱える電力会社は他にも北海道、東北、東京、北陸、関西、中国、四国、九州の各電力会社がありますが、中部電力浜岡原子力発電所ほど、普通の人に嫌われている原子力発電所も無いですし、擁護が難しい原子力発電所も無いでしょう。

中部電力の担当者の方も内心は思っているのではないでしょうか。

「なんで選りに選ってこんな場所に建てたんだ」

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9月1日は防災の日

9/1は言うまでもなく、関東大震災の起きた日で、防災の日となっています。

かくいう私も9/3には行政主催の防災訓練に参加をしました。

近年は自衛隊さんが来るのが通例となっていますが、防災といえば消防さんが主役なのは間違いありません。自衛隊さんの装備は防災よりも戦闘用であるので、防災目的には使用しづらいのですが、予算は随分かかっている様です。「国を守る」という目的に照らせば、自衛隊さんの予算を削っても消防さんの予算を増やした方がバランスが取れるように思います。

さて、なんで3週間も前の事を書いているかというと、

防災の日にちなんで、「ブログで囲もう浜岡原発」をやっているそうなので、遅ればせながら、トラックバックを送ってみます。

電力会社さんは「安全です」と宣伝していますが、それ以前の問題です。わざわざ危険な事をしている人に、「安全です」と言われても信じる人が脳天気というものです。

◆ブログで囲もう浜岡原発・参加ブログ
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非同盟諸国首脳会議がイラン核開発を支持

非同盟諸国首脳会議がイランの原子力開発を支持したようです。

「平和利用」と「IAEAへの協力」の2つの主張をマスコミは「イランの核開発支持」と捉えて報道されています。

この2つの主張自体は日本政府の自国の原子力開発の方針と同じものだと思います。

ところが日本政府はイランの原子力開発に反対の立場をとるようです。

これは矛盾です。

「核開発」と「平和利用」というのはすぐに矛盾を起こしますので、私としては「平和利用」をあきらめて、「核廃絶」を願います。

もしも、一度、「核廃絶」をすることが出来たのであれば、その後、矛盾を起こさない平和利用というのもあるカモ知れません。

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中部電力、年度内再開へ

中部電力、年度内再開へ

と、いう記事が日経新聞2006年9月9日14版 11面にあるのですが、この記事の内容は、どうも信憑性に乏しいように思います。

タービンの3段目の羽根を取り外して運転、って、無茶ですから。

6気筒のガソリンエンジンのピストンの調子が悪いから三番だけクランクから外して回す、というのと同じくらい無茶だと思います。振動特性変わるし、変な渦も出来そうで、それこそ再設計しなければ、安心して回せないでしょう。

東海地震の想定震源域の真ん中に原子力発電所を建てるくらいですから、中部電力にとっては、工学よりも科学よりも、会社の会計よりも、人の命よりも、大事な「何か」があるんでしょうが、そういうものに一般国民をつきあわせないでいただきたい、と、強く思います。

石油火力のコストを「原子力の約十三倍」というのも、理不尽で、おそらく、原子力発電所の燃料の購入費と今回の火力発電所の再起動予算の比だと思いますが、これを原子力発電所と火力発電所のコストの比とされると困ります。

止まっていた火力発電所を再稼働させるためには余計な費用が掛かりますし、原子力発電所の燃料費はウランの購入価格だけではありません。ゴミ捨て費用とか火力発電所には不要な費用が原子力では発生します。

日本政府は再処理費用込みで燃料費を1kWhあたり2円程度と算出していますので、これで計算すると十三倍は26円ですから、石油火力と言うよりは太陽光発電のコストになってしまいます。

ワンススルーで処分費を大胆に値切る事ができれば石油発電の総コストに対して原子力発電の燃料費(決して総コストではなく)が十三倍になることも夢では無いでしょう。中部電力は再処理を拒否する心づもりなのかも知れません。

勿論、ウランの購入価格は重油の購入価格よりは随分安いようですが、なぜ安いか、というと、原子力発電では、「その他の費用」が掛かりすぎて、重油の方が「人気がある」から、重油の方が高い、のでは無いでしょうか。

80年代から2000年あたりまでは供給過剰で在庫整理の為に安かったという面もあるようです。2000年前後に供給が細くなって、受給が引き締まっています。スポット価格はここのところ堅調(高い)ようですし、米国の原子力復帰宣言を受けて、今後、ウラン価格は上がると思われます。

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イラン

イランがウラン濃縮を止めない報道を見ていて

海外から日本がウラン濃縮の停止を求められた、と、仮定して、日本政府が行なう答弁とどれだけ違うのだろう。

と、素朴に思ってみました。

キーワードはIAEAでしょうか。

多分、イラン大統領への質問と、答弁にIAEAというキーワードがあるはずだ、と思うのですが、報道ではそこまで踏み込んでいないようで、見つかりません。

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