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兵器級プルトニウム

週刊プレイボーイの中吊り広告に「日本核武装は可能なのか?」とあったので、買ってみましたが、

いくつか事実誤認があるようです。

最も問題なのは「日本には原子炉級のプルトニウムしかない」という主張で、実際にはFBRのブランケット燃料中に兵器級のプルトニウムが存在します。それも、プルトニウム239の比率が98%以上という極純度の高い超兵器級とも云えるシロモノが唯一の被爆国である我が国に存在しています。

FBRというのは日本語にすれば「高速増殖炉」となります。高速中性子を用いて効率的にプルトニウム239を製造する炉です。

ウランを消費するよりも多くのプルトニウムを生産すると云うことで夢の原子炉といわれましたが、開発困難、または経済的に立ち行かなくなり、世界中でFBRの開発が断念されたようですが、日本はあきらめません。

日本では1995年に事故を起こして以来停止していた「もんじゅ」を再開しようとしています。イランや北朝鮮を始めとして、核拡散が国際社会で関心を集めている最中に、兵器級プルトニウムの大量生産を行なうことを国策として強力に推進するのは、如何なモノかと思います。

もしも順調にプロジェクトが進めば、トン単位での生産になる、プルトニウム239の大量生産は、現在の世界情勢では、夢は夢でも「悪夢」であると思います。

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コメント

最初、日本を開発を断念しない「唯一の例外」と書いてしまいましたが、筆が滑ってます。

中国、インドは高速増殖炉に対してバリバリやる気を見せているようです。

両国とも、現状核兵器を保有していますが、FBRがあれば、更に高度化するでしょう。

勘弁して欲しいと思います。

投稿: 原田 | 2006年11月 5日 (日) 21時17分

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