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即発臨界?

志賀原発の制御棒落下事件は、即発臨界になっていた可能性がある、との報道がありました。

即発臨界というのは、核分裂時に発生する中性子のみで臨界になる状態のことで、反応速度が人為的な制御が間に合わない程速いため、原発の場合あってはならないものとされています。核兵器の場合は、即発臨界になり、エネルギーの急激な解放が起こります。火薬の燃焼速度に対する速度の違いが爆風の激烈さにつながります。(解放されるエネルギーの大きさだけでは爆風の威力は測れません。)

原発の通常運転時は、核分裂生成物による中性子まで含めて臨界になっているため、制御が可能ですが、即発臨界の場合、爆発するか収束するかは自然にまかせるほかはなくなります。燃料となるウランが減るか、ドップラー効果とか、水が沸騰して減速材がなくなるか、燃料棒が壊れて配置が変わるか。

3本程の制御棒落下で瞬間的な出力は定格の15%程度になったそうですから、単純計算で熱入力が定格の5倍程度、おそらく燃料棒全体ではなく、一部のみの反応でしょうから部分的にはそれ以上になります。それなりのダメージがあったのではないか、と、想像します。(それでも定格の15%程度であれば圧力容器を壊すようなことにはなりますまい。全制御棒落下などにならなくて良かった、と、本気で思います。)

一番心配なのは、作業員の被曝です。データ改竄が確認されている場合、被曝は無かった、という記録も疑わしくなってしまいます。

改竄の罪深さを思います。

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