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中越沖地震の震源

活断層を調べる際には、地形を見て直線に見えるところをあたりをつけて、現地調査をし、必要があれば地面を掘り起こしたり、穴を掘ったりします。

断層が見つかった後に、年代を算定して、活断層に分類するか否か、が決まります。ですから、活断層に分類されなかった断層が日本に沢山あります。

油田の調査報告とか、地質の学術誌には載っているそうですが、柏崎刈羽原発のそばに椎谷断層というのがあります。この断層を延長すると丁度今回の中越沖地震の余震分布からみた震源断層に一致しそうだ。

昨日たんぽぽ舎で聞いた地質学者の生越忠氏の主張を私が纏めると、そうなります。

Img_0071

左の図は当日の資料から。デジカメ無修正で見難くて申し訳ない。出典は「技術と人間」第6巻第11号 1977年11月。(ひ孫引きだから本当は原典にあたりたいけれど、古い資料だし、時間も無いので、失礼します。)確かに、余震分布との一致具合からすれば、新聞報道にある沖合いの海底断層よりは説得力があるように思います。

椎谷断層は活断層の権威である、「新編日本の活断層」には載っていません。柏崎刈羽原発を横切る真殿坂断層も載っていません。

このあたりの地質調査を一番やったのは石油の調査でしょうが、活断層という観点で断層を調査したのは東京電力でしょうから、東京電力が活断層だと判定すれば、活断層となり、活断層と評価しなければ、活断層でなくなるのは、至極当然のような気がします。

そのような事態が、原発の安全性に対する信頼性を大きく損ねている。と、思います。

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