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東海地震浜岡裁判判決

東海地震による原発震災を心配して、住民が中部電力に対し、原子力発電所の停止を訴えた裁判は、住民敗訴となりました。

ネットで速報を見ると、産経新聞が「中電勝訴」とした以外は新聞各社は中立あるいは住民よりの記事を載せています。

志賀原発裁判では、それほど高くない可能性でも原告勝訴となりましたが、今回は、運転差し止めのためには、被害が起きる蓋然性が十分高くなければならない、というのが条件になったようです。危険の度合いが「そこそこ」の施設であれば、それでも良いと思いますが、原発や細菌を扱う施設のような極めて高度な安全性が要求される施設には、その危険の度合いに応じて低い敷居で止めて欲しいと思います。

神戸大学の石橋先生(地震学)が毎日新聞のインタビューに答えて曰く、「判決の間違いは自然が証明するだろうが、そのときは私たちが大変な目に遭っている恐れが強い。」

原子力発電所の過酷事故がどのくらい大変であるかは、チェルノブイリの事故を見れば明らかで、あの事故は単一原子炉の事故だったけれど、浜岡の場合、「地震」という現象が原因で事故が起きるとすれば、設計思想と施工精度が同じ5機(裁判の対象は1~4号機)の原発全てが被害を受ける可能性が高い。そう考えると、たかだか5機の原発の生み出す電力とは引き替えに出来ない程のリスクは私たち国民は背負わされていると言わざるを得ない、と思います。

いずれにせよ、残念です。

(改訂:2007/10/28)

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