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北陸電力志賀原発2号機出力調整運転中

裁判で負けたり、発電機の羽根が壊れたり、なかなか波乱の北陸電力志賀原発2号機ですが、現在出力調整運転中です。

どうも燃料棒の被覆が破れたみたいで、希ガスの排出が増えたとか。運転しながらどの燃料棒がまずいのか調べる為に、出力を落としているとの由。

BWRの出力は再循環ポンプの流量を変えるか、制御棒の出し入れで変えるのかと思いますが、再循環の流量を減らすと原子炉出力が発振するんじゃないかと心配しています。というのも、負のボイド係数を持つ原子炉は泡がある領域では、出力が発振するのが当然で、自然循環のBWRでは大型化できなかったのを、再循環ポンプを導入することで大型化が可能になった、と、再循環ポンプの宣伝文句には書いてあるから。

しゅっちゅう止めたり動かしたりしても機器に良くないという面はあると思いますが、ここは素直に止めて調べて欲しいと思います。

大体、「壊れる前に漏れが見つかるから漏れを見て止めれば大丈夫。」というLeak Before Breakという宣伝があるのだけれど、止めないのであれば、今後の説得力が無くなるようにも思います。

例えば、燃料棒の破損のシナリオに、被覆が破れて水が中に入り、蒸気で燃料棒が壊れるというのがあるけれど、水が中に入る前に、希ガスの放出があるのこともあるので、希ガスの放出を見て運転を止めれば燃料棒破損は減る、ということになっているわけで、裏を返せば希ガスの放出があるのに運転を続けるというのは、燃料棒が壊れる危険が増えるという事になります。

電力会社のホームページには「安全最優先」と書いてあるけど、「電力第一、安全第二」が現実でしょうか。

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