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もんじゅ運転再開容認?

もんじゅの運転再開を国が容認という報道が出ています。

経済産業省の「もんじゅ安全性確認検討会」が安全評価案を了承したから「容認」なんだそうです。

保安院による耐震設計の評価は終わっていないのに。

実はこの審議会を傍聴していましてね、あと一回審議会をやるんです。

報告書にはまだ未解決の残案件が残っているんです、で、最後に「今回で終わりかと思ったが、もう一回。次回予定は後日」という発言があったので、「容認」は次回かと思ったのですが、どうも官僚的というか、「今回で容認の予定だから容認」という感じです。

特に委員の先生から「組織改善はできましたか?」という質問に対する答えではどうも1995年の事故の際に一番問題視された組織の問題が改善されたわけではなさそうです。

ついでに書けば新耐震設計指針に基づいた耐震設計の見直しというのを今やってる最中で、まだ結論が出ていないというのに「容認」というのもすごいし、別の機会に耐震設計の見直しで不合格だったらどうなるのか保安院に聞いたのですが、そういう事態は想定外のようです。

よく「国が安全を保証している」とか言いますが、どこの文書にもそんなこと書いてありません。法律上は事故が起きた時の責任は事業者が全部負うんです。今回の場合事業者は日本原子力研究開発機構ですね。なにかあれば「原子力研究開発機構が悪い」となります。で、当の原子力研究開発機構ではまだ試験の詳細が決まっていないそうで。試験の詳細も決まっていないのに安全のお墨付きが出るくらいですから、お墨付きのありがたみもたかが知れているというものです。

国は国策として推進しているので、多少は残件があっても稼働優先という、そんなことで安全が担保できるか、

と、言いたい。

ぶっちゃけ、事故を起こすか否かも原子力研究開発機構次第、責任も現場。現場のみなさん、ご愁傷様です。政治主導のスケジュールは止めてください。

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