« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月

もんじゅ廃止すら不能

毎日新聞や福井新聞が伝えていますし、通信社は配信しているのに、朝日や読売はもんじゅの事故の続報を載せないんですよね。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101110k0000m040087000c.html

さて、もんじゅでUFOキャッチャーよろしく落下した炉内中継器ですが、接合部がゆがんで取り出せないことまでは正式に発表されました。

ここまでは、抜けないとわかった時点で想像できたことですが

毎日の記事では「装置の外枠」と表現されていますが、多分スリーブですね。こういう装置をはめ込む場合、差し込み部分が擦れた場合に、ふた全体を取り換えるのは不合理ですので、一部交換で済むように「筒」を打ち込んであるのが普通です。このスリーブは普通は抜き差しするものでは無いので、非常に頑丈についています。

油圧でゴリってやらないといけないので普通ならふたを外さないと抜けないと思います。どうするつもりなんでしょう。

油圧で抜くにしても外からだとひっかけるところが無いといけないのですが、普通に考えるとそういう構造にはなっていないでしょうし、もしそうなっていたとしても、ナトリウム雰囲気を破らずに済ますには大工事が必要です。

何年も掛かるんじゃないでしょうか。

そもそも去年の仕分け(一旦は止める判定が出た)で止めておけばよかったのに。
今からだと廃止するにしても燃料を抜く必要があるので、大工事が必要ですし、そもそも廃止すら可能かどうかもわかりません。無駄銭が増えたのはわかりますが。


ナトリウム利用の弱点ですね。このようなメンテナンス性の悪い設備は実用的ではありません。おそらく推進したい人は「改良する」というと思いますが、炉形式を変えてもナトリウムを使用する限りはこの弱点は付きまとうでしょう。


実は、私は、「無理やり抜く」んじゃないかと危惧しているんです。

「非常に強い力で引き抜けば歪みが取れて抜けるんじゃないか」とかね。当然壊れたかけらが炉内に落ちるので、普通なら選択しない選択肢ですが、日本の今の原発業界ならやる可能性はないとは言えないかなぁ。と。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »