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学校の屋外活動基準

文科省が学校の屋外活動を制限する暫定基準を年間20mSvにすると決定しました。

職業被曝と同レベルという異例の高さです。

子どもの基準は大人より一桁下げなければいけません。

そうしなければ学業継続できない、ということですが、本来避難対象とすべき地域を避難させていないからこんなことになります。

チェルノブイリの強制移住の基準は年5mSvです。現在の基準は生存権を脅かすものだと思います。
(追記:年5mSvは事故後5年目のベラルーシの基準です。)

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110420/dst11042001470003-n1.htm

文科省「学業継続も考慮した」 福島の学校の屋外活動制限
2011.4.20 01:43

 文部科学省の田村厚雄防災環境対策室長は20日未明、福島県災害対策本部で記者会見し、同省が19日に福島県内の小中学校などで屋外活動を制限する放射線量の暫定基準を「年間20ミリシーベルト(毎時3・8マイクロシーベルト)」に定めた根拠について、「安全と学業継続という社会的便益の両立を考えて判断した」と説明した。

 20ミリシーベルトは、国際放射線防護委員会(ICRP)の基準(年間1~20シーベルト)のうち最も高く、原発労働者などと同レベルという。

 19日夜の最初の記者会見で、「子供の基準として適切か」「決定の根拠を説明すべきだ」などの質問に対して回答に窮する場面が相次ぎ、未明の再会見となった。
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一度は成人の半分の10mSvにすべきと言った原子力安全委員会もひっくり返されました。
説明は委員長代理ですか。委員長は「そんな発表はできない」と固辞したのでしょうか。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110419/dst11041923150049-n1.htm

「屋外活動制限、基準は妥当」原子力安全委
2011.4.19 23:13

 原子力安全委員会は19日、福島第1原発事故で文部科学省が小中学校などの屋外活動制限の基準値を毎時3・8マイクロシーベルトとしたことについて、妥当であると政府に助言した。

 文科省は、国際放射線防護委員会(ICRP)の被ばく放射線量の基準に従い、年間20ミリシーベルトを目安として毎時間の値を算出。安全委の一部委員は年間10ミリシーベルトを目安にすべきとの見解を示していたが、久木田豊委員長代理は記者会見で、校舎内では放射線量が相当減少することなどから、実際の被ばく線量は20ミリシーベルトを大幅に下回ると説明した。

 その上で、放射線量の測定を継続することや、学校に線量計を配布して教職員が被ばく線量を確認することを求めた。

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「文科省は、国際放射線防護委員会(ICRP)の被ばく放射線量の基準に従い」とありますが、ICRPの勧告では20mSvは上限だったはずです。しかも数値を見ると、内部被曝は無視状態。

今後、日本の保険物理の専門家は世界に馬鹿にされ続けるでしょう。

学校、PTA関係者は独自に子ども達を守るための動きをする必要があります。
学校は保護者からの要請があれば、動きます。

頑張りましょう。

追伸
原発震災復興・福島会議、福島老朽原発を考える会が福島市で活動しています。よろしくお願いします。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/svh-652a.html

4/21に文部科学省等との話し合いの様子です。

福島の子どもたちを放射能から守れ01 http://www.youtube.com/watch?v=kUjaZTAc8gA
福島の子どもたちを放射能から守れ02 http://www.youtube.com/watch?v=FAA8_kpPLBY
福島の子どもたちを放射能から守れ03 http://www.youtube.com/watch?v=fGqUfzM1gow
福島の子どもたちを放射能から守れ04 http://www.youtube.com/watch?v=ATd9I5akbX8
福島の子どもたちを放射能から守れ05 http://www.youtube.com/watch?v=O3tAszn2VFo
福島の子どもたちを放射能から守れ06 http://www.youtube.com/watch?v=MSU8boefQvk

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コメント

職業被爆のレベルを押し付ける政府も
許せませんが、政府の言うこと聞いて子供たちを
見殺しにしている福島県も許せないです。
そして親たちもそろそろ目を覚まして欲しいです。
いくらなんでも1ミリシーベルトを20ミリシーベルトに引き上げたと聞いて
おかしいと思わないというのは異常ですね。
同じ親としてやはり許せません。

投稿: 悠羅 | 2011年4月21日 (木) 00時29分

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