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原発を止めるコスト

俗に原発を一日止めると、火力の燃料が一億円(最近では二億円)余計に掛かる。

と言いますが、これが「原発は安い」と思わせるトリックに使われていると思います。

原発を止めると余計な費用が掛かるのは「止めても燃料の節約にならない」原発の「不経済性」のためですね。

火力発電所であれば、発電所を止めれば燃料は使わないで済みますが、原発の場合、燃料棒は3~4年使います。原発では、年に一度しか燃料交換しませんから、あと半年使える燃料でも交換されることになります。

同じベース電力でも、石炭火力を止めて、石油火力で補った場合には、石油と石炭の燃料費の差額が問題になります。原発を止めて石油火力で補った場合、石油火力の燃料費が経費として丸々増える計算になります。

今回福島第一原発は廃炉になるでしょうが、その時、福島第一原発用に既に作られた燃料棒は無駄に捨てられることになるでしょう。1~5号機と同じ形式の炉は他に無いので、燃料棒を他の発電所に流用することは出来ません。改めて加工しなおすとすれば、工賃だけでもかなりの額になるでしょう。

原発の燃料費は発電費用の1/3と言われますので、随分な損害です。火力発電所なら、隣の発電所で使えば良いですし、発電所を廃止した場合には、他社に転売も容易です。

追記
よく調べたら、福島第一の1号のみ燃料集合体のサイズが違うけど、2~5号はその後のABWRまで含めて燃料集合体は同じサイズなんで、柏崎刈羽まで流用できそうです。濃縮度とかは違いますが。

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