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2011年9月

2011年9月30日(金)朝と夕方 JCO臨界被曝事故12周年行動

早いもので、あの茨城県東海村で起きたJCO臨界事故から12年。おぎゃと生まれた赤ん坊が中学校に入ろうというくらいの時間が経ちました。今の20歳くらいの子たちには記憶はあまりないでしょう。

風化させないようにしましょう。

東京の経済産業省前で追悼行動が予定されています。

2011年9月30日(金)朝と夕方 JCO臨界被曝事故12周年行動
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=797

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電力料金の試算

原発にまつわる神話には色々あるけど、「安全神話」は3月にさすがにふっとんだ。

次に来たのが「原発止めると電気が止まる」というやつだけど、夏を過ぎて「なんだ原発無くてもなんとかなるじゃん」という雰囲気が蔓延してくれば、次にくるのは「原発は安い」。

今マスコミ各社がこの件を流してますね。こことか
http://www.nikkei.com/news/topic/side/article/g=96958A96889DE1E7E2E6E4E1E7E2E0E6E2EBE0E2E3E39797E3E2E2E2

原発を動かさないと電気代が上がるっていうのだけれど、何が問題って試算の前提が不十分。

原発を止めたら電気が高くなる条件というのは、単純じゃなくて、日経の試算は自然エネルギーを18%としているから「原発を止めるコスト」よりも「自然エネルギーのコスト」の色合いが強いですね。

火力発電所と原子力発電所の発電原価を有価証券報告書を元に大島堅一先生が算出した値が去年の原子力委員会にでてるのだけれど、それによれば原子力の方が高い。

だから火力で代替するならコスト増は無しでもおかしくない。

原発の燃料代を払った上で火力を動かせばそりゃあ原価は上がるだろうけど、使わない原発のコストを今後何年で払うのか、というのが最大の焦点のはずなんだよね。

まぁ、世界中が原発を止めたら相対的に原発がコストダウンするだろうから、単純な話じゃないけどね。

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LNTモデルを過大評価だという人はICRPの勧告書を読んだことが無いに違いない

池田信夫氏がICRPのLNT仮説を批判して「累積で100ミリシーベルト以下の放射線で発癌率が増えたというデータはない。」などと書いていますが。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/22360

氏はICRPの勧告書をしっかり読んではいないでしょう。
ICRPの勧告書にはLNTモデルを採用する理由が複数書かれています。

LNTモデルというのは「直線しきい値なし」というもので、放射能の害は被ばく量と比例するというものです。

発がんなどのメカニズムからしてしきい値があるとは考えずらいですし、統計からも誤差の範囲で一致します。

いや、誤差大きいですから。「累積で100ミリシーベルト以下の放射線で発癌率が増えないというデータはない。」のです。

そうとなれば理論が大事なのが科学的というものです。

それと、大事なことですが、内部被曝のように不均質な被曝を考えると、しきい値があっても被曝評価はしきい値を仮定できません。線源近傍は線量が高いのが常ですし、α線などは細胞単位で考えるとしきい値があるかもしれないと考えられる線量を軽く超えます。

要は「何発当たったか」という評価をすることになりますが、LNTモデルであれば、不均質な被曝を平均値で評価可能となります。

たとえレントゲン写真のような外部被ばくで均等な被曝ならしきい値があったとしても、内部被曝のような不均質な被曝を評価するならLNTモデル以外を事実上採用できないのです。

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今日の予定

2011年9月15日(木)【学習会】原発の焦点を切る~原発再稼動、横須賀原子力空母、東海村臨界事故

どなたでも参加歓迎です!

1.原発の焦点を切る
~原発再稼動、横須賀原子力空母、東海村臨界事故~

2.秋~冬を「どう活動」するか?
各人の意見発表
現在、動いているのは11基(54基中)
「再稼働」をどう阻止するか
ストレス・テストのいんちきについて
現地自治体の意向がキメ手
反原発自治体議員・市民連盟の活躍

3.(希望者) 放射能測定器(600万円)の見学

★提起★
山崎久隆さん(たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会)
→山崎さんの案内文

柳田真さん(たんぽぽ舎)

 《日時》
9月15日(木) 18:30開場 19:00~21:00

●参加費(資料代):1000円
●共催:スペースたんぽぽ/いろりばた会議
●会場:「スペースたんぽぽ」
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F
 
●お問合せ:たんぽぽ舎/スペースたんぽぽ
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

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経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション @東京

経産省を人間の鎖で囲むイベントがあるのですが、私は講演があって行けません。(;_;)

参加見積もりではまだ人数が足りません。
皆さん、ご参加お願いします。m(_ _)m

http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=784

追記:無事囲めました。

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放射線の遺伝毒性

放射線には遺伝毒性があります。

遺伝毒性というのは、直接放射線を受けた世代では無く、次の世代にも害が伝わるという性質のものです。
放射線はDNAに傷を付けますので、当然遺伝毒性を持ちます。

この毒性は取扱いを慎重にしなければなりません。

放射線の害はDNAを傷つけますが、細胞にはDNAの傷を修復する能力があります。ですが、時には失敗します。失敗した細胞はアポトーシスと言っていわば自殺をしますが、それでも死にきれなかった細胞が体に害をもたらします。害のうちにはガンなどもあります。

卵子や精原細胞は分裂をしないのでゆっくり傷を治すひまがあるからでしょうか、DNAの傷を修復する確率が普通の細胞よりも高いことが知られています。ですからガンなどになる確率よりも遺伝毒性は更に確率的には小さいことが期待されます。その上、修復に失敗した傷が「致命的では無い」必要があります。もしも致命的なDNA損傷だった場合には、次の世代で生まれることができないために遺伝的毒は子孫につながりません。

ですから遺伝毒性は非常に確率の小さい毒性なのですが、子々孫々まで延々とつながる毒ですから極端に恐れるべきである、というのが放射線の害にしきい値を考えない理由の一つです。

遺伝毒性を訴えると、被ばくしているから婚約解消とか将来子供を産めないとか、いろいろ不穏当な話が出てきます。ですが、人類が生まれて以降、全ての人のDNAには自然放射線その他からの傷が一杯ついています。福島第一原発事故による被ばくの遺伝毒性は人類の歴史的傷の量に比べれば小さいことは明らかでしょう。おそらくは自然放射線などによる個々人の遺伝子の違いに比べれば、微々たるものです。

ですから、結婚差別など論外ですし、子供を産むことを忌避する必要など全くありません。

ですが、遺伝毒性は言ってしまえば、人類の種の寿命を縮める行為ですから、東電の罪は巨大だというべきです。

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