« LNTモデルを過大評価だという人はICRPの勧告書を読んだことが無いに違いない | トップページ | 2011年9月30日(金)朝と夕方 JCO臨界被曝事故12周年行動 »

電力料金の試算

原発にまつわる神話には色々あるけど、「安全神話」は3月にさすがにふっとんだ。

次に来たのが「原発止めると電気が止まる」というやつだけど、夏を過ぎて「なんだ原発無くてもなんとかなるじゃん」という雰囲気が蔓延してくれば、次にくるのは「原発は安い」。

今マスコミ各社がこの件を流してますね。こことか
http://www.nikkei.com/news/topic/side/article/g=96958A96889DE1E7E2E6E4E1E7E2E0E6E2EBE0E2E3E39797E3E2E2E2

原発を動かさないと電気代が上がるっていうのだけれど、何が問題って試算の前提が不十分。

原発を止めたら電気が高くなる条件というのは、単純じゃなくて、日経の試算は自然エネルギーを18%としているから「原発を止めるコスト」よりも「自然エネルギーのコスト」の色合いが強いですね。

火力発電所と原子力発電所の発電原価を有価証券報告書を元に大島堅一先生が算出した値が去年の原子力委員会にでてるのだけれど、それによれば原子力の方が高い。

だから火力で代替するならコスト増は無しでもおかしくない。

原発の燃料代を払った上で火力を動かせばそりゃあ原価は上がるだろうけど、使わない原発のコストを今後何年で払うのか、というのが最大の焦点のはずなんだよね。

まぁ、世界中が原発を止めたら相対的に原発がコストダウンするだろうから、単純な話じゃないけどね。

|

« LNTモデルを過大評価だという人はICRPの勧告書を読んだことが無いに違いない | トップページ | 2011年9月30日(金)朝と夕方 JCO臨界被曝事故12周年行動 »

コメント

原発の「コスト安神話」も、廃棄物の処理や事故対応等まで考慮すると、どうも怪しいようです。


が、今後BRICSを中心とした新興国のエネルギー消費が増大すると、資源の争奪戦が始まる(一部では既に始まっている)。

資源の大半を輸入に頼る我が国は、いずれ少し前のガソリンパニックのように、高い燃料費に苦しむ可能性が高いと思います。


脱原発するのはいいけれど、現実問題としてその後どうするか……という部分の突っ込みがまだ不足。


望ましいのは、省エネと共に、テクノロジーの進歩や研究開発の進展によって、メタンハイドレードの実用化や太陽光・風力等の自然エネルギーの高効率化等々を進め、「自前」のエネルギーを確保する事なのですが……現政権下では研究開発費は仕分け対象らしいので(苦笑)、どうなります事やら。

投稿: resistance | 2011年9月25日 (日) 10時42分

コメントありがとうございます。

遅くなりました。

私の意見は「市場経済」

つまりそれぞれの事業者が競争で頑張る。という形がとりあえず良いと思います。

それにガソリンが高くても世界中高いのであれば大した問題ではありません。

原発は「禁忌」とすべき事柄であり、他の発電方法と並列で比較する対象ではないでしょう。

投稿: はらだ | 2011年9月29日 (木) 23時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48778/52814803

この記事へのトラックバック一覧です: 電力料金の試算:

« LNTモデルを過大評価だという人はICRPの勧告書を読んだことが無いに違いない | トップページ | 2011年9月30日(金)朝と夕方 JCO臨界被曝事故12周年行動 »